オリンピックのエピソードで紹介したい話。特に30代以上の婚活女子へ

リオデジャネイロ五輪が閉幕し、日本選手団も無事帰国しましたね。
今回の日本のメダル獲得数は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個の合計41個で、史上最多とのことでした。

この後、9月7日からパラリンピックが始まります。
こちらもがんばって応援しなければいけませんね。

ところで私には、オリンピックと言えば必ず思い出す人物がいます。
かつて日本のボート選手でかつオリンピック代表にも選ばれた、津田 真男選手です。

津田さんは山際淳司著「スローカーブを、もう一球」 (角川文庫)収録の「たった一人のオリンピック」で有名です。
その他にも、TVやラジオの番組でも取り上げられていたそうです。

津田さんってどんな人?!

津田さんは名門進学校である東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)から東京大学を受験しましたが失敗し、浪人を経験した後東海大学に入ります。

入学後は麻雀などに明け暮れて怠惰な生活を送っていました。

しかしかつて通っていた高校は名門だけに、一部の同級生が社会で活躍し始めます。

そのことで津田さんは一念発起し、オリンピックで金メダルを取ることを目指します。

オリンピックで金を取るために津田さんが選んだ競技種目はボートのシングルスカル(一人乗り)でした。

幾多の苦難を乗り越えて、国内大会18連勝という輝かしい記録を残し、ついにオリンピック代表の座を射止めます。

しかしそのオリンピックこそが、日本がボイコットで不参加となったモスクワオリンピックでした。

現在は4人の子供の父親だそうです。お幸せそうですね。

さて、ここからです。
私が是非紹介したいのは。

特に、何らかの困難に立ち向かわれている方。
今回は例として、30代以上の婚活をされている女性へ。

津田さんがどうやってオリンピック代表に選ばれたのか。
これが書きたかったのです。

※上記、山際淳司著「スローカーブを、もう一球」 (角川文庫)収録の「たった一人のオリンピック」を参考にしました

金メダルへの道その1)どの競技・種目にするか

津田はまずさん競技種目を選ぶところから、考えに考えました。
そのためにまずは自分に何ができるのかを考えます。

津田さんは元々身体が大柄で恵まれていました。

また、学生時代にはサッカーに明け暮れていましたので、特に下半身の筋力を使うスポーツに自信を持っていました。

逆に、津田さんは視力が悪かったために良い視力が必要な競技は除外し、団体競技は今から参入することが難しいなどの理由でこれらも除外しています。

この結果、選んだのはボート競技のシングルスカルという種目ですが、決め手となったのは“選手層が比較的薄い”ことと“ボートを漕ぐ力は実は腕力よりも脚力の方が重要”であることでした。

この情報については、津田さんが高校時代サッカーをしていた時の隣の部室がボート部だったそうで、そのボート部の生徒よりこの情報を得ていたとのことでした。

なお、脚力を使うと言えば誰もが真っ先に思い出す競技は自転車ですが、自転車の場合はプロの競輪を目指す人も大勢含まれますので、選手層が厚いことが伺えるという理由で断念しています。

金メダルへの道その2)どうやって記録を伸ばすか

日本のボート競技の歴史は古く、それでいて競技人口は少なく選手層はあまり厚くありません。

それも理由の一つだと思われますが、日本で競技用のボートを製造している会社は一社だけでした(当時)。

一社独占ですから競争がないため改良されることもなく、昔の造り方でそのまま続けているという状態になります。

これは漕ぎ方にしてもそうでした。
それぞれの大学に語り継がれた伝統的な漕ぎ方があり、昔と同じものがずっと伝えられていて全く変わっていなかったそうです。

津田さんが一社独占のその会社にボートの製造を依頼すると、ずぶの素人のボートなぞ造りたくないという理由でなかなか造ってもらえませんでした。

そしてやっと造ってもらえたボートは、上に書いたような何十年前から変わっていないような旧式のものでした。

津田さんはボートを改造しました。穴を開けて軽量化したり、持ち手をより握りやすい形にしたりして。

また、漕ぎ方もそれまでの古い漕ぎ方を誰かに教えてもらおうとはせず「図解ローリング」という本を読んで一人で練習しました。
例外として海外の新しい漕ぎ方の情報を集めていた前田専務理事という方に助言を頂くことはあったそうです。

金メダルへの道その3)どうやって続けるか

ボートの世界でもこんなに苦労した上に、卒業後に就職する時も困ったことになります。

その当時の企業には、ボートというマイナースポーツに対しての知名度も理解もほとんどありませんでした。

それでもエイトという団体種目については団体のため“協調性がある”とか“チームワークが得意”とか、そんな良いイメージが持たれるのでまだましだったそうです。

それに対して、シングルスカルだと逆に“協調性がない”と思われて良い印象を持ってもらえなかったそうです。

そして結局、アルバイトをしながらハードな練習をこなすという過酷な日々がずっと続くことになりました。

30代後半から婚活をされている方へ、私が書きたかったこと

ここまでの津田さんの行動を、婚活に当てはめて考えてみました。
すると、以下のような確認事項が出てきます。

  1. 自分に何ができるのか。あるいはできないのか。そしてそのことをありがたいと思う男性はどういう人でどのくらいいるだろうかを考える。
  2. 状況を見て、自分のしなければならないことを考える。何も考えずに周りの意見を鵜呑みにはしない。
  3. 古い考えを常識と思い込んでいる人は多い。そのような人からは何を言われても気にしない。

もう少し具体的に書きます。
1番は、津田さんがオリンピックで金メダルを取るための競技種目を選んだ時のことです。

この競技種目を選び損ねると後々大変なことになりますから、よく考えられています。

また、その際にたまたま隣の部室だったボート部の生徒から得られた情報が決め手となっております。

よく言われていることですが、どこで誰から得られたどんな情報が役に立つかわかりませんので、普段から他人には親切にするように心掛けた方が良いでしょう。

2番は、ボート競技を始めた津田さんが“ボートの世界は古い”と判断した後のことです。
それから津田さんは、ボートの改造と漕ぎ方を独学することに着手します。

周囲の人に“これが当たり前”と言われても、すぐに鵜呑みにするようなことはしないでください。

その考えを取り入れても良いかどうかを考えた上で、問題がないと判断してから取り入れるなら取り入れましょう。

3番は、それまでボート競技に携わっていた人のほとんどが当てはまるのではないかと思われます。

まず津田さんが新規参入したら、それまでずっとボート競技をしていた選手は全員敵になります。

それはスポーツの世界だし当然のことでしょう。
他の競技を選んでいてもこの点は同じです。

が、今回の敵は他にも居ました。
というよりも、ある意味それが真の敵と言っても良いかもしれません。

その敵とは、

  • それまでのボート競技界が当たり前だと思っていた人

です。
さらに言えば、真の敵とは“その古い考えそのもの”ということになると思います。

ボートは何十年同じ形なのは当たり前。それが伝統の形というもの。
漕ぎ方も何十年も前のものが当たり前。それが伝統の漕ぎ方というもの。

心の底からそう思っていた人は、津田さんという新規参入者が来た時に、どう思ったでしょうか?

「神聖なボートに穴を開けるとはけしからん!」

思うだけではなく、そのように影に日向に津田さんを非難した人もいたことでしょう。

ボートなどの用具と言えば、夏季ではなく冬季オリンピックのことですが。

かつてスピードスケートの世界でそれまで第一人者として活躍されていた堀井学選手が、スラップスケート靴という新しいタイプの靴が登場したためにその対応に苦しみ、全盛期に戻れぬままに引退されたということがありました。

それほどまでに用具とは、タイムを左右する大事なものです。
現在では、用具を改良するのは当たり前のこととなっています。

しかしその当時のボート競技界では、そのような考えは一切ありませんでした。

ここから、私が最も書きたかったことになります。
婚活をしている時、中には

「婚活なんて、はしたない」
「お見合いパーティーとか、見苦しい」

こう言う人もいるでしょう。

でも、気にすることはありません。
どうか、気にしないでください。

昔はお見合いで結婚するのが当たり前で、仲人を引き受ける人がたくさんいました。
だから今とは違って比較的に簡単に結婚することができました。

今は以前にもまして世の中の流れが速くなっています。

年功序列も終身雇用もなく、非正規雇用が拡大の一途をたどり、一人で生きていくのも大変な状態です。

そのような時代に家族を持とうとすることは、難しくて当たり前、必死になって当たり前のことなのです。

先ほどのようなことを言う人は、今これからの世の中のことをわかっていない人です。
気にする必要はありません。

幻のモスクワオリンピックから、既に36年の月日が流れています。
これからも私はオリンピックがある度に、津田さんの話を思い出し続けることでしょう。

服部 夕音

服部 夕音フリーライター

投稿者プロフィール

名前は“ハッタリ言うね”より。文豪、二葉亭四迷に捧ぐ。

……読んだことないですけど。

真のフリー(な)ライターを目指してがんばっていこうと思っております。

あんなこともそんなこともこんなことも……私に“タブー”の文字はありません。“多分”はありますが。

そしてその暁には、お読み頂いたすべての方に何かお得なものをお持ち帰り頂きたいと思っております。

よろしくお願い致します。

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